心温まる光と匠、ステンドグラスの魅力を大木地区から
中野一夫先生
泉佐野の山間部、時が止まった様な山深い大木に建つ
ステンドグラス作家・中野一夫氏のアトリエ&ギャラリー「ランプの家」。
彩色ガラスを使ったランプ作品を展示しているギャラリーを兼ねた先生の工房となっている。
「図柄を考案し、それに合わせランプの形を決める。デザインが一番難しい。
自由奔放、気ままな生き方が想像力の源、見て感動したこと、感じるままを表現すればいい」
と作家の中野一夫先生。
55年前、18歳で輸入ガラスの販売会社に就職。
その後、ステンドグラスについて独学で、技術を習得する中、1900年開催のパリ博で
グランプリを受賞したティファニーに影響を受け、研究に励んだそうだ。
そして30年前に脱サラをし、目指すことになったのは日本人の感性で創るステンドグラス。
作家活動の他、NHKのカルチャースクールなどの講師をしていたそうで、
当時、生徒だった奥様と出会い結婚、
後継者でもある弘美さんと、素敵な作品を生み出している。
展示する場として5年前に子どもの頃の思い出が詰まった大木に来たそうだ。
親族に育てられた中野先生にとって「海は父・犬鳴山は母」。
時には厳しさと優しさを教えてもらったという。
話上手で普段は、とても愉快な先生だが、ガラスを形作るなどの道具を持つ目は真剣だ。
中野先生は、ステンドグラスのスクールをはじめ
大阪府泉佐野市の大木地区の各民家の軒先にステンドグラスを灯すランプの村
「ランプの村・大木HOTALプロジェクト」でも指導をされている。
ステンドグラス・ランプ「おやすみライト」
¥7,200 税込